コロナウィルスの感染プロセスを推理してみる
以下はシロウトの勝手な仮説、妄想に近いものです。
ただ、こんな推理をしようと思ったのは、今回の新型コロナウィルスはまだ挙動が判明していず、外出自粛ぐらいしか実効性のある対策がないから。
これではまるで手が出ません。
見通しが立ちません。
ワクチンがない今は、まさにそうです。
私は感染症の専門家ではありません。
全く知見はありません。
まずそのことはお断りしておきます。
しかし、なまじ専門家なら縛られてしまう、常識や思い込みも私にはありません。
まず、新型コロナにはいくつかの謎があるとされます。
1. 濃密接触がなくても感染発症している謎。
感染しないためには、濃密感染を避けねばならないと言われています。
私もそう思います。
しかし、それほど濃密な接触をしていなくても感染しているケースがあります。
「感染経路が不明」と言われているケースはこのことでしょう。
2. 陽性と陰性を往復するケースがある謎。
そして、陰性と判定されていた人が陽性になったりすること。
擬陽性というものもあり、陽性のはずなのに症状が出ないまま後になって検査すると陰性であったというケースもあります。
私は、これらのことは、「ウィルスの量」と我々の免疫反応との関係ではないかと思っています。
ウィルスが体の粘膜に付着したとしても、体内に入り込んだ新型コロナの量が少ないうちは私たちの免疫力で死滅してしまうか押さえ込んでしまいます。
つまり、コロナのエアロゾル感染に晒されても、そのウィルスの体内蓄積量が少なければ発症はしないということです。
エアロゾル感染とは空気中から感染することです。
飛沫やホコリなどに付着して細かい粒子となってウィルスが飛んでいるということです。
ともかく、このエアロゾル感染に晒された空間にいると、量は少なくともウィルスは確実にカラダに入りこんでいます。
量が少ないから私たちの免疫力でウィルスを押さえつけることができています。
やがて死滅するにしても、ある程度の時間はコロナウィルスは体内に潜んでいます。
すぐには死滅しない。
そこで、またどこかに出かけたとすれば、外からコロナがまたカラダに入る。
また少量のコロナウィルスが入ってきて体内でその量が積みあがる。
その蓄積レベル、体内にいるウィルスの量がどんどん上がってゆく。
そしてついには体の免疫力ではコロナを抑え切れなくなって陽性となり、発症する。
我々の免疫力に対してコロナの許容量の限界を超えると我々は陽性になり、そして発症しているのではないか。
陽性のままで無自覚な場合はあるようですが、それは検査精度の問題に過ぎず、本人の許容量はまだ超えていないということでしょう。
だから、陰性だったのに陽性になったり、陽性になっても戻ったりすることさえある。
完全に体内にウィルスがいない状態からであれば多少のウィルスの暴露には耐えられ、免疫機能で抑えてしまう。
それが、継続的な暴露に晒されていくと、次第に感染から発症へとレベルが上がってゆく。
一度発症すると加速度的に体の免疫力を凌駕してコロナウィルスが増殖し、発症して体を弱める。
つまり重篤化するということになります。
つまり、この推測からコロナウィルスへのひとつの対応が考えられます。
例えば、一度どこか人混みにいてウィルスが体内に入った疑い、いや、一度人混みに入ってしまったら、まず体には新型コロナが侵入していると考えていい。
それからはウィルスが死滅するまでは一定期間は人と接触しないように注意する。とにかく人混みを避ける。
「なるべく行かない」のではなく、人のいる場所は新型コロナが暴露されていると考えて避ける。
新たに新型コロナの侵入がなくなれば免疫力で抑えられてゆき、やがて体からウィルスはいなくなり、また最初からウィルスが体内に入る量がカウントされるレベルになる。
そうなればまた次の暴露にも耐えられる。
ウィルス量をリセットするため、自覚症状となる以前に自主隔離が有効。
そういうことなのではないか。
もちろん、いきなり大量のウィルスが暴露された状態にいれば、大量のウィルスが侵入する状態に晒されることになり、いきなりレベルは上がり、感染し発症してしまいます。
「濃密な接触」と言われる状態が特にそうです。
3. 潜伏期間のバラつきの謎
新型コロナの潜伏期間が特定できないというのは、
そういうことからも説明が出来ます。
潜伏期間にバラつきがあるというのもここから考えられるのではないか、私はそう思うのです。
中国の武漢では行動追跡をし、あの時、だれそれと接触した、そこから考えれば潜伏期間が長かったり短かったりするケースがあったと言います。
しかし短い場合にはウィルスの侵入量が多く、長い場合はウィルスの侵入量わずかだったとしたら。
実は潜伏期間が長いとされた場合、特定された接触で侵入したウィルスはわずかだった。
その後にまた別な場所で吸い込んだコロナが影響して限界量をとうとう超えたから発症した。
エアロゾル感染の仮説とあわせてみると、こういうことなのではないかと私は思うのです。
むしろ侵入したウィルスがなかなか死滅しないというだけ。
つまりコロナの感染力は意外と弱く、微量ですぐに発症してしまうような強力なものではない。
見かけは感染力が強いように思えるけれども、違う。
ただし、なかなか死滅はしないから、空気中に長い場合は48時間は漂っている。
そうなると、新型コロナへの対応のひとつの策として、例えば間欠的な外出や出勤、買い物ということがあります。
ちょっと人が多いところに当たってしまい、「ヤバかったかもしれない」そう思ったら暫くは人との接触を控える。
もし思い当たるフシができてしまったら、人と接触しないよう注意するようにする。
怪しいフシがあったら、自主隔離をしてウィルスが収まるのを待つ。
そうして収まったらまた外部との接触が出来る。
また買い物にも行ける、出勤して残りを片付けることもできます。
そして、こういうことを繰り返してゆくとどうなるか。
体内への侵入と免疫力、体内の蓄積量の減少、また体内への侵入というサイクル。
そうした間欠的な外部接触をしてゆくと必ず抗体ができるはずです。
そうなれば、たとえ大規模な感染リスクに晒されたとしても、やがては問題ないようになるかも知れません。
継続的にウィルスの進入を許さないようにすること。
もはや大都市圏では新型コロナウィルスが常に浮遊している状態だと考えていい。
体の中でウィルス量が増え続け、限界を超えてしまうことを避ける。
そうすれば発症はしない。
発症し発症したら、
そこから急速に症状が悪化してしまう。
常に感染レベルを低くしておく。
そう考えると、もうひとつの謎が解けます。
4. 陰性であっても感染させているのではないか
陰性の人でも他人に感染させている可能性があるのではないか、そこにつながります。
無症状の人が感染を増やしているということは言われています。
しかし陰性でもキャリアの場合がある。
体内に新型コロナの侵入を許してしまっていればキャリアです。
陰性と陽性の区分は、要はウィルスが入り込んだ量でしかない。
そういうことなのではないでしょうか。
そして、こういう自主隔離とわずかの暴露、ウィルスへの接触、これを繰り返しをしていると免疫力により抗体ができてくるのではないか。
許容できる量が上がってゆくのではないか。
そこが収束する時ではないか。
私はそんな風に考えています。
どうでしょうか。
以上は、あくまでも推測であり、流れている報道や事実による推察に過ぎません。
あしからず。
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